カルチャーショック!
それぞれの昔話の解釈がすごい。
カチカチ山のたぬきが中年のやらしい、きたない親父で、うさぎが残酷な15.6の少女という解釈には、圧倒された。いくらひどい仕打ちをされても、惚れている弱味でついつい近づいちゃう、みたいな。
最後の「古来、世界中の文芸の哀話の主題は一にここにかかっていると言っても過言ではあるまい。女性にはすべてこの無慈悲な兎が一匹住んでいるし、男性には、あの善良な狸がいつと溺れかかってあがいている」には、なんともいいがたいものがある。
こぶとりじいさんにしても、だれも悪く無いのに不幸な人が生まれてしまったと。
人間って本当にさまざまな考え方を持っているもんだな。
そして、こういうパロディ?を読むと、原本をハッキリ知らなかったんだなともおもう。
1989 の感想を転記
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
楽
- 感想投稿日 : 2021年11月23日
- 読了日 : 1989年11月23日
- 本棚登録日 : 2012年10月24日
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