いじめの時間 (新潮文庫 え 10-51)

著者 :
  • 新潮社 (2005年3月1日発売)
3.07
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本棚登録 : 908
感想 : 119
4

7人の作家による短編集です。
なんて嫌な題名なんだろうと思いましたが、好きな作者さんである角田光代さんの名前を見つけ読んでみることに。
他の方が感想に、気持ち悪かったと書かれていた作品だけは読みませんでした。
いじめられる子、いじめる子の両方の思いが書かれています。
救いがあったり、無かったり。
何を考えているのか分からないから、見た目が、何となく、ムカついたからで始まるいじめ。
それぞれの登場人物の気持ちが丁寧に描かれています。
読み終えてなんだか泣きたい気持になるのと同時に清々しい気持にもなれるのは皆が自分に起きている事へ向き合っているからだと思います。
いじめられる側もいじめる側も正直に助けてと言える場所があれば、そんな時間は無くなるのかな、

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月13日
読了日 : 2024年1月13日
本棚登録日 : 2024年1月13日

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