第2巻の表紙は山下くんです。最近、星の子学園に来ました。名前は静くんです。ずっと黙り込んでサニーの座席に座り込んだ沈黙の彼が考えているのは「帰りたい」場所のことです。セリフのない絵が胸を打ちます。
学園で暮らすみんなが「帰りたい」場所を持っています。還暦を遠にこえた、ぼくのような老人読者は、人は帰りたいところを捨てて生きていくほかないことを知っていますが、作品に登場する少年や少女たちに「帰りたい」けど「帰りたない」ところがあって、その素顔を描いていく松本大洋に唸ります。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202302210000/
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2023年4月7日
- 読了日 : 2023年2月15日
- 本棚登録日 : 2023年2月15日
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