黒猫の三角 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2002年7月16日発売)
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本棚登録 : 5986
感想 : 525
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VシリーズNO.1
3年続けて決まったルールに基づいて行われる殺人事件。今年のターゲットと思われる女性に脅迫状が届いた。探偵・保呂草は依頼を受けて桜鳴六画邸を監視するが、衆人環視の密室で依頼人は殺されてしまう。
新シリーズになり、新メンバーが出て来ました。紅子さんはまだ摑みどころにない感じです。シコちゃん、れんちゃんともにいい感じで楽しみです。紹介がかったところはさておき、ゆったりとした中で話が進んで行きます。登場人物の漫才のような雑談の中に様々なヒントがあり、油断出来ない感じ。硬直した思考は、何も生み出さない、との言葉が本当に印象的で、こんな緩い流れなのに何か色々ぶっ込んでくるなーと感じました。
最後のインパクトが驚きで、いい感じに次につながるなーと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年9月4日
読了日 : 2016年9月4日
本棚登録日 : 2016年9月4日

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