陽だまりの彼女 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2011年5月28日発売)
3.50
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本棚登録 : 16903
感想 : 2262
4

(⭐3.5)
とても不思議な1冊だった。
中学生の2人の関係は実に面白そうと入ったものの途中では、そうか(大人になって再会し…)と言うパターンねと少しトーンダウンする。しかし結婚し両親が係わってくるあたりになると再び謎を知る期待感で面白くなる。ところが後半になると何だか不穏な気配すら感じ始める。そしてとうとう《時を駈ける少女》と同じ終わりだった…となるのだけれどそれとも少し違う。
大人のファンタジー小説とでも言うのだろうか?もの淋しさと、温かさが混在したお話だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月26日
読了日 : 2023年10月26日
本棚登録日 : 2023年10月26日

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