わたしが芸術について語るなら (未来のおとなへ語る)

著者 :
  • ポプラ社 (2011年1月1日発売)
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感想 : 6
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この人に限った話ではないけれど。
美術屋ってのは、言葉や、音で伝えられない世界を、
視覚表現を使って伝えようとする人。

だから、言葉足らずな人が多い。
全体として、まとまりがない。
だから、記憶に残らない。

主題をしっかり決めて話して欲しいと思った。
多分、編集者の用意したテンプレートに当てはめて書かれた本なんだと思う。
主題をしっかり、筆者が定めてないから読みにくい。
あと、例えが抽象的でつかみにくい。

美術屋は基本、1人で仕事をする。
コミュニケーションをとらないから、ますます、言葉が下手になる。


芸術とはコミュニケーションである。
共感する。感じたものを共有するためにある。

文化と文明の違い。
文化は土着の風土が生み出したもの。
文明は土地を選ばない普遍的なもの。
車は文明。乗り方は文化。

「きれい」とは秩序があり、まとめられた、調和のある世界。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2012年3月26日
読了日 : 2012年3月26日
本棚登録日 : 2012年3月26日

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