さくらえび

  • 新潮社 (2002年4月1日発売)
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本棚登録 : 751
感想 : 84
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久しぶりに読み直した。たぶん10数年ぶり。
デビュー直前、19才のさくらさんが奈良のお茶屋さんに描いた色紙を、16年後のさくらさんが見に行く話は最高だった。以前も、このエピソードで胸が震えたことを思い出した。年月を経て再会する話にはいつだって感動させてもらえる。

さくらさんが何かしたいと言い出すたびに出版社の人たちが何人も動いてくれる。それはさくらさんが生み出す作品がどれも大ヒットするから出版社の人たちは彼女をほっとくわけにはいかないんだろうけど、それを間近で見ている息子さんには悪影響で、わがままになっていく要因になんじゃないかなと思った。

(最近、息子さんはさくらさんの作品を管理する社長になっているということをネット記事で知った。いくらコンビニに行くたびにお菓子やおもちゃをほしがるわがまま幼児だったとしても、20年経てば立派な大人になっている。さくらさんの愉快な世界観は息子さんによってこれからも保たれていく)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さくらももこ
感想投稿日 : 2022年10月7日
読了日 : 2022年10月7日
本棚登録日 : 2022年10月7日

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