娼婦のフリをして有力者の弱みを握る(作り出す)女と、それを取り巻く闇社会の話。
---------------------------
木崎は誰の命でも操れる神のような存在なのに、簡単に出てき過ぎなのでは?と思いながら読んだ。シリアスな場面なのに少し笑えた。ちょっとあんた遊び過ぎだろう、と。
どうなのかな。本当にこういう裏の世界とか闇社会みたいな場所があるのかな。
わからないけど、普通に暮らしてる分には覗き見すことはできないんだろうけど、ふとしたきっかけで一般のひともその存在を知ったりするのかもしれない。パナマ文章でばれちゃった有力者たちのタックスヘイブン利用みたいに。
もっといえば、一般のひとは木崎みたいな裏の世界の神に操作されてても気づかないから、知らないうちに繋がっているのかもしれないな。それを知らされてもいい気持ちはしない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
中村文則
- 感想投稿日 : 2016年4月12日
- 読了日 : 2016年4月4日
- 本棚登録日 : 2016年4月4日
みんなの感想をみる