わるいやつら 下 (新潮文庫 ま 1-9)

著者 :
  • 新潮社 (1966年5月10日発売)
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本棚登録 : 697
感想 : 74
4

下巻。
期待通りに戸谷が追い詰められていく様が愉快だった。
他人を弄んで手玉に取ってたつもりが、逆に手のひらで踊らされていたっていう、なんて哀れで滑稽なんだろうか。
読み終わって改めて「わるいやつら」というのは面白いタイトルだなと思った。
本当のわるいやつらは誰か…?あの二人か?いや、やっぱり一番悪い奴は戸谷だと思う。身から出た錆、自業自得、因果応報。
上下巻一気に読んでしまった。松本清張は読みやすくて面白い。
「黒革の手帳」「砂の器」「わるいやつら」と読んだから次は何を読もうかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2019年9月29日
読了日 : 2019年9月22日
本棚登録日 : 2019年9月22日

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