舞台は、無声映画から音声映画に変わって20年が経ったハリウッド。
無声映画時代の大女優ノーマは、音声映画へ適応できず、映画界から捨てられた存在。しかし、彼女の心は当時の栄光にとりつかれている。
この映画は、ビックリするほど当時のハリウッドの内幕を映し出しています。
この時代、無声映画が終わり、身体で全てを表現する時代は終わった。音声映画では身体よりもセリフが重視されるため、適応できずに消えていった役者が多数いました。チャップリンもその一人と言えるでしょう。
この映画ではストーリーのみならず、本物の役者までもが音声映画によって消えていった人達を使っています。大スターであったバスター・キートンも、映画の中では現実を同じく、無声映画の大スターとして出演しています。執事のマックスを演じた役者も、ストーリーと同じく無声映画時代の大監督で、音声映画によって消えていった本物の人物です。
このように、本当に消えていった役者を使い、ハリウッドの冷たい内幕を描いた作品です。
この映画は本当に最高傑作です。ハリウッドの歴史上、傑作映画として上位10位以内に毎回必ず入る作品です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
邦画・洋画
- 感想投稿日 : 2011年9月29日
- 読了日 : 2006年7月
- 本棚登録日 : 2011年9月29日
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