少子化が急速に進行した近未来。
男女は自発的に恋愛し、パートナーとなり、子供を産み育てるという習慣を失う。
そして、恋愛に代わるシステムとして、様々な理由から志願し選抜された男女が、国によってカップリングされ、子供を作るシステムが構築される。
そのシステム、アカガミを利用する男女には、国の庇護による手厚い子作り体制が保証される。
アカガミを利用する生活は、非常にリアル。
そして、アカガミを利用し男性と番った主人公は、やがて妊娠する。
現代の少子高齢化が進展した未来の設定としては、あり得ないこともないかもと思うが、その設定、着想以外は、かなり荒削り。
そして、唐突にやってくるエンディング。
当初の着想が面白いだけに、その後の展開と結末に物足りなさを感じてしまった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年9月1日
- 読了日 : 2016年9月1日
- 本棚登録日 : 2016年8月31日
みんなの感想をみる