さすがの筆力。今まで軽めの小説ばかり読んでいたせいか、若干重めに思えたが、文章がキレイかつうまい。
イスラエルで本当のキリストの姿を探し求めたが思っていたよりも惨めなキリストの姿が浮かび上がってくるにつれ、新たな視点や解釈を得ることができたという結びになっているが、キリスト教徒の作者による押し付けがなく普通に小説として読みやすい。
信仰は各々の自由な解釈によって為されるのであると言っているような気がした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年7月23日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年7月23日
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