こうして誰もいなくなった (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2021年11月20日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 16
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有栖川有栖の見本市。と作者自身の前口上に始まる中短編集。
ホラー風味のミステリあり、パロディ作品あり、心中を吐露するような作品あり。
お馴染みのシリーズ物の作品が無いので、その辺の常連さんには目新しい色合いを感じられる作品集。

トリを飾る表題の『こうして誰もいなくなった』はミステリの名作『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品。
私もかなり昔に読んだだけなので細かい部分はうろ覚えになるが、現代的にアレンジするだけでなく、有栖川氏風味に味付されている。
違いを探すのではなく、新しい作品として楽しめる。

ただし、電子書籍では読めないものが一作あるので注意。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2021年11月24日
読了日 : 2021年11月24日
本棚登録日 : 2021年11月24日

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