ノートの端のパラパラ漫画を切欠にアニメーションの魅力に目覚め
「こうなったら自分たちでアニメ作ろうぜ!」というノリの漫画。
肝は全員女子高生、1人を除いてみんなギャル系。そのギャップがたまらない。
引っ込み思案なヤスキチ、ベーシストのノンタ、帰国子女のジョンの3人を中心に
1枚1枚原画を描いていって数十秒程度の動画の製作を目指す1巻目は満点。
2巻目に入っての文化祭編は70点くらい。
3巻目になるとなんかよくわからない動画バトルみたいなのが始まるけどそれは5点。
普通に1巻目の方向性で青春してればよかったのに
2巻3巻と進むにつれバトル漫画っぽくなっていくのが目も当てられない。
いわゆる打ち切りフラグって奴ですかねえ、残念です。
そんな残念な終わり方だとしても、
昼は学校、夕方はバイト、夜はロックバンド活動でへろへろなノンタの根性と
勢いだけで突っ走って暴走しながらもみんなを引っ張るジョンの行動力に怯み、
戸惑いながらも勇気を出して頑張るヤスキチの健気さが光る1巻は一見の価値あり。
特に、一番アニメーションに否定的と思われたノンタが実はノリノリで、
徹夜して書き上げたキャラクター達を「これ、5分程度で描いたんだけど」と
赤面しながら見せるシーンは秀逸だと思うのです
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年10月2日
- 読了日 : 2017年10月2日
- 本棚登録日 : 2017年10月2日
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