夜麻みゆき先生の他の作品でよくみられる
「魔物も生き物だから殺したら可哀想」イズムを持つ非戦闘要員はいません。
そもそも魔物と戦ったりしない。なんたら大地シリーズは一切関係ない。
基本的に一話完結のオムニバス形式のファンタジー漫画で
セリフ回し等も相まって漫画と言うよりも絵本に近い。
主人公であるルナとルチル姉妹及び居候のジェイドを中心に
町の人々が不思議な体験をする。というのが物語の基本線なんだけど
不思議な体験の根本を解決するとかそんな話は無くて
「不思議だったねえ」で毎回終わる感じ。
それだけではパンチが足りないけど、毎話最後に添えられる一言が
物語の完成度を高めており、それによって落語のサゲの様に感心するのですわ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年10月4日
- 読了日 : 2017年10月4日
- 本棚登録日 : 2017年10月4日
みんなの感想をみる