夏への扉

  • 早川書房 (2010年1月25日発売)
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本棚登録 : 698
感想 : 65
4

ピート(猫)が可愛い、ピート。
主人公を襲う絶望という絶望。
それでも、全く挫けず、陰鬱にならず、この状況を打開しようと前向きに動き回る主人公に好感。
なんだか『オデッセイ』の主人公を彷彿とするなあと思っていたら、どちらも作者が米国だとか。
さすがアメリカン、カラっとしてる。
勧善懲悪ものだし、訳文も良くて、SF物の中ではとっつきやすく非常に読み易いと感じた。
ところで、19歳下のリッキーにそこまであれする執念は凄い(縮めても10才差だし)なんて、思ったり思わなかったり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2020年7月2日
読了日 : 2020年6月26日
本棚登録日 : 2020年6月22日

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