経済と文明
(和書)2013年12月21日 15:46
2004 筑摩書房 カール・ポランニ―, 栗本 慎一郎, 端 信行
柄谷行人さんの『世界史の構造』などの出てくる交換様式を理解するにはポランニーさんを読まなければ駄目だということがわかりました。
凄く面白いです。柄谷さんの『世界史の構造』など3回くらい読み直しましたけれど、交換様式Dに関しては格差の解消を目指す平等と自由の哲学だろうと思いましたが肝心の3つの交換様式である互酬性(贈与と返礼)と資本(商品交換と貨幣)、国家(略奪、再分配)についてポランニーさんを直接読まなければ分りづらいところがあると思います。柄谷さんも読者にポランニーを読むように暗に示しているように感じました。
柄谷さんの本で予習していた感じになったのでポランニーさんの本も読んでいて捉えやすく考えやすく自分自身で抽象化をしやすく感じました。
柄谷さんを読んでポランニーさんも理解できてポランニーさんを読んで柄谷さんも理解できるように思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月27日
- 読了日 : 2013年12月21日
- 本棚登録日 : 2020年9月27日
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