過去と未来の間――政治思想への8試論

  • みすず書房 (1994年9月8日発売)
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感想 : 10
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過去と未来の間
(和書)2012年09月19日 22:52
1994 みすず書房 ハンナ アーレント, 斎藤 純一, 引田 隆也, Hannah Arendt


数年ぶりの再読。

第一章 伝統と近代
第七章 真理と政治

この二つはかなり読み応えがありました。
難解にしか思えなかった部分が思考対象として捉えられるようになった気がする。

・・・一者である人にとっては、自分自身と不調和であり自分自身に矛盾しているよりも世の中全体と不調和の方がよい・・・

アーレントのいう複数性いうものを丁寧に考えていくことが必要なのだと思った。別の本に書いてあったが哲学=単独生であり政治=複数性である。そういったものを丁寧に捉えていくことが非常に重要なことだと教えられた様に思う。


2009年11月17日 22:55
なかなか難しい文体だった。ただ突き詰めようとしている重要な部分が絶妙に捉えられているので、読んで損はなかったと思っています。

彼女の本を読むのは4冊目です。本当は「思索日記」がよみたいのですが図書館にないから・・県立から取り寄せても良いけど・・・その内取り寄せます。

柄谷行人が書いていることをまたもう一つの別な視点で捉えていてそこがとても刺激になった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月26日
読了日 : 2012年9月19日
本棚登録日 : 2020年9月26日

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