碓氷優佳シリーズ第3弾。
箱根のコテージで経営者仲間が集まった夜、かつての親友を殺した主人公。しかし被害者は知らぬ間に別人のカフスボタンを握りしめていた。その意図はなにか‥
倒叙もので、犯人視点で容疑を逃れながら被害者の意図を探るという話。クローズドな状況、いまいちよくわからない動機、警察を呼ばず延々と議論というこの著者らしい設定で、部外者の立場の碓氷優佳が全体の構図を見通して犯人に迫る。
犯人にも被害者にも共感できないが、ラストのキレはよかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ日本
- 感想投稿日 : 2020年9月28日
- 読了日 : 2020年9月28日
- 本棚登録日 : 2020年9月28日
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