良質な映画を見終わったような読後感。
過酷という言葉では表現しきれない絶望感。
お船様への希望と、恵みを得た人の堕落。
病に対する無力さ。
生きること、生き抜くことは厳しいけれど、それでも生きていかねばならない時、自分なら耐えられるだろうか、そんなことを考えさせられた。
ページを閉じた後も、飢えの心配をしなくていい身分に、環境に、しみじみと幸福を感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月15日
- 読了日 : 2022年1月15日
- 本棚登録日 : 2022年1月15日
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