貴島柊志シリーズ二作目。
物語が進むにつれて徐々に緊張感を高めていく雰囲気作りがとても巧いですね。
前作と同様にミステリとホラーの融合が試みられているのですが、ホラーの要素はあまり感じられず、個人的にはちょっと残念。
でも、狂気に満ちた犯人の造形は迫力十分。背筋がぞくりとする様な恐怖感を覚えます。
伏線回収や捻りを効かせた真相も見事で、最後まで楽しめる作品でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2016年1月11日
- 読了日 : 2015年10月24日
- 本棚登録日 : 2015年10月16日
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