小豆島の島へんろを体験したエッセイというか旅の記録。
なかなか先に進まず、著者の心のうつろうさまが、ねっとりとじっくりと描かれている。それを読んでいると、一緒に迷っているようなさまよっているような、そんな気持ちになる。
しかし、これをどうやって書いているんだろう。雑誌連載? 気持ちをレコーダーに吹き込んでいる? 油断すると美辞麗句の使い勝手のいい紀行文になりそうなところを、おのれの感じたことに主を置いて描いてくれたので面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2021年2月14日
- 読了日 : 2021年2月14日
- 本棚登録日 : 2021年2月14日
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