1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあった「障がいを持ち、母親に育児放棄された子どもと、家族のように過ごすゲイの話」(公式サイトイントロダクションより引用)をもとにした映画。
1970年代ということから、今の時代からは想像もできない「守られるべき権利」が当然のように侵害されている。ゲイというだけで異常者という扱いであったり、仕事を失ったり。
そしてまた、障害をもつ子供が当たり前のように、子供を保護したゲイたちから家族として愛されているということが得難いように思う。何者であっても何者でなくても愛されたいという自分の中の欲望に気づいた。
自分でも驚くほどの涙が出た。
1970年代、今から半世紀前の世界がこれで、現在も偏見はあるものの少なくともあの頃よりはまともになっている(と思いたい)。これから半世紀先の未来はどれだけの豊かさが生まれるのだろう。多様性はどれほど許容されるのだろう。
いろいろと考えさせられるが、見てよかった映画。
読書状況:読み終わった
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映像
- 感想投稿日 : 2020年11月30日
- 読了日 : 2020年11月30日
- 本棚登録日 : 2020年11月30日
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