NO.6♯1 (講談社文庫)

  • 講談社 (2006年10月14日発売)
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それぞれが人間らしく生きることができる社会。
歴史によって語られることの多い問題を、SFファンタジーで語られた。

管理された完璧な理想都市「NO.6」
恐ろしいのは無関心だ。
美しすぎる都市に住む者達は、
その裏側の真意に思いを馳せることもなく快適さを享受している。
抑圧された世界では、生きることに精一杯だ。

どちらの世界が恐ろしいのか。考え続けながら読むことになる。
シオンとネズミが端的にそれを表している。
その2人が惹かれあうところが、何とも言えない。
人間はどんな世界を望んでいくのだろう。

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感想投稿日 : 2014年1月12日
本棚登録日 : 2013年11月23日

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