久しぶりに本を置く手をためらったくらい面白かった。北海道の物語を探しているうちに出会った一冊。日本初の女医としての様々な苦労と、それに立ち向かう勇気に背筋が伸びる思いがした。
いろいろな分野でこうした女性たちが活躍してきて今日の自分たちがあるが、未だに女性の活躍をと言われる現状にはなんだかうんざりするものもある。
後半、北海道開拓に臨む部分からはそれまでのキャリアを惜しむ声も多くあるだろうが、様々な人々が今の北海道を作ってきてくれたことに感謝。良い本に巡り合った。なんとなく敬遠していた渡辺淳一だが、興味深かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人生
- 感想投稿日 : 2015年10月29日
- 読了日 : 2015年10月29日
- 本棚登録日 : 2015年10月29日
みんなの感想をみる