主人公がある日突然超能力に目覚める「魔王」の続編、「モダンタイムス」。「ゴールデンスランバー」と同時期に書かれたそうで、このふたつは雰囲気もテーマも似てる気がします。国家論とか陰謀とか
すべての人はなにか大きなシステムの一部であり、機械的に「仕事」をこなしている。自分の仕事がなにを為すのか知らないまま。
伊坂さんの恐怖の演出の仕方が大好きです。このなんともいえない不気味さ、ホラーとは全く別の恐ろしさの表し方では伊坂さんの右に出る者はいないと思います。プロットのおもしろさ、登場人物の掛け合いなどなど、伊坂ファンが多く存在することには様々な理由があると思いますが、私はこの気持ち悪さとか不気味さもとても好きです。
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- 感想投稿日 : 2012年4月8日
- 読了日 : 2012年4月8日
- 本棚登録日 : 2012年4月8日
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