塩がいかにして作られ、運ばれてきたのか。
塩は神として祭られたことがないという話から始まり、山奥に住む人が苦労して塩を手に入れていた話や、塩を運ぶために道が作られたという話などが続きます。
塩だけにとどまらず、日本の食べ物や道具や暮らしなど、興味を掻き立てられることがぎっしりと詰まっていました。
宮本常一さんは実際に自分が見聞きしたことを書き記しているからか、文章に血の通っているような温かみがあって好きです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
民俗学
- 感想投稿日 : 2012年3月30日
- 読了日 : 2012年3月22日
- 本棚登録日 : 2012年3月30日
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