「知」のソフトウェア (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (1984年3月19日発売)
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本棚登録 : 1391
感想 : 125

いわゆる「知的生産術」の本。文章を書いたり、情報を整理したりすることに最近興味が出てきたので読んでみた。

最初の方は、チューブファイルを使った切抜きの整理など、やや時代がかった方法論が展開されている。しかし、Evernoteなどを使って情報を整理するにしても、情報を整理するための原理原則は通用するだろう。情報の整理は自己目的化しやすいので警戒すること。自分だけのために整理すること、など。

他にも、東京に散在する各分野の専門書店の探し方。大型書店の巡回の仕方なども書かれている。しかし、この辺りは流石にAmazonが出てきた今、大きく方法論が新陳代謝しているだろう。

文章の書き方も書いてあったが、いい文章というのは文章読本などを読んで上手くなった試しは聞いたことがない、いい文章を楽しんで読めるかどうかでしかない、ということらしい。自分は、文章読本も買ってしまったが、一応読み比べてみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 知的生産術
感想投稿日 : 2017年11月12日
読了日 : 2017年11月12日
本棚登録日 : 2017年11月12日

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