吸血鬼ハンター“D” 新版 (朝日文庫 き 18-1 ソノラマセレクション 吸血鬼ハンター 1)
- 朝日新聞出版 (2007年12月1日発売)
「2009年1月30日 新版第2刷発行」版、読了。
作者の「吸血鬼ハンター」シリーズ第1作目です。
自分ははこの本作のアニメ版を見て、それからソノラマ文庫版を読了後、かなりの年数を越えて、久々にこの本を手に取りました。
とはいえ、一番最初に見たアニメ版の印象が強烈に強く、ソノラマ文庫版の原作を読書していたときも、原作独自の設定や構成がなかなか自分の中で消化できず、この原作の印象がぼやけてしまった覚えがあります。アニメ版ではヒロインのドリスは金髪だったけど、この本作では黒髪とか。
そのアニメ版の呪縛からもようやく離れて、この朝日文庫版では初めての、本作を改めて読み返してみたところ…主人公のDの若々しさがそこかしこに醸しだされていて、アニメ版の安定したカリスマ性からややずれていたことが新鮮でした☆
あとリイ伯爵。本作登場時が3757歳で、一人娘のラミーカが3727歳。単純な引き算で伯爵が30歳の時の娘さんからそれ以降、ずっとずーっと父娘二人家族…だったのかどうかはわかりませんが「結果的に3700年もの間、嫁さん一人だけな印象とか…どんだけ美人だったんだww そして伯爵視点でみたら、なんだかその3700年間、ものっスゴイ昼ドラ的な展開が浮かんだのは自分だけ?ww」とか、妄想してみたり(^-^;;
あとは、Dの背中の長剣とか抜きづらくてかなわないんじゃあ…とか、思いつつもクライマックスの白刃取り! 読みごたえは昔のままでした☆
そういや、最近の剣術アクションで白刃取りなんて見かけない印象があるなあ…と、思いつつ。
朝日文庫版で、現在もなお続いている、この「吸血鬼ハンター」シリーズもチェックしていこう…と、思った次第です☆
- 感想投稿日 : 2013年1月25日
- 読了日 : 2013年1月25日
- 本棚登録日 : 2013年1月25日
みんなの感想をみる