第2刷読了。
劇場版パト2のノベライズ版を、監督の押井氏が手がけた著者の初小説作品です。
最初に刊行されたのは文庫でしたが、これはハードカバー1冊にまとめた加筆修正版です。
自分は劇場版パト2も見て、文庫版も読んだので、これで作品にを鑑賞するのは三度目にあたりますが…内容も知っているので、思い出しながら読んでおりました。
謎解きやアクションが魅力だった劇場版パト1が好みだった自分としては、テロや戦略的な展開となったパト2は、レギュラーメンバーがバラバラになって、おじさんたちが頑張る主軸にちょっと物足りなさを感じたものです。
で、いざ自分がそんな年齢近くになって読み返してみると…なるほど確かに見えてくるものがあって「コレはコレでアリじゃないかなあ…」とは、思いつつも、爽快感のような読後感はやっぱりありませんでした。
とはいえ文体は読み易かったです。
個人的には、特車二課の全盛期をオリジナルで作者に手がけてほしいところです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年5月3日
- 読了日 : 2012年5月3日
- 本棚登録日 : 2012年5月3日
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