青ひげ (ハヤカワ文庫 SF ウ 4-13)

  • 早川書房 (1997年9月1日発売)
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本棚登録 : 289
感想 : 28
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 画家ジャクソン・ポロックがモデル。
 年を取った画家の自伝という形をとり、回想と現実の世界が行ったり来たり。全体的に偏屈な年寄りの独り言のような感じを受ける。
 しかし、カート・ヴォネガット流の皮肉とあたたかさ、根底に流れる力強い意志が、ビリビリ伝わってくる。
 年を取って、失ったもの、忘れていたものを振り返った時、人は何を感じるのか。そんなお話。

【ジャクソン・ポロック(1912~1956)】
  抽象表現主義の画家。この主義はアクション・ペインターとカラーフィールド・ペインターの二つに分けられる。前者は特別に何かを書こうとしたのではなく、絵の具に仕事をさせ、見方は観賞者に任せる。ジャクソンはこのアクション・ペインターの先駆者らしい。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 文学(アメリカ)
感想投稿日 : 2013年8月17日
本棚登録日 : 2013年8月14日

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