小川糸は「食堂かたつむり」しか読んだことなかった。
季節の移ろいや、リュウとリリーの成長していく姿、心情が丁寧に描写されていた。長野県には足を踏み入れたことがないのに、まるで何年も穂高で暮らしたかのような感覚を味わった。クライマックスでタイトルである「ファミリーツリー」の意味するところを改めて感じた。
自分が故郷や家族を捨ててきたようなものだから、じーんときた。たまには電話でもしようかなと思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年5月16日
- 読了日 : 2015年5月16日
- 本棚登録日 : 2015年4月17日
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