『食べることには憂愁が伴う。猫が青草を噛んで、もどすときのように』
美しい言葉ね。郷土料理には儀式に似た神聖さがある(のだろう)。
私からしたら一種の儀式だと思われるものが石牟礼さんにとっては懐かしくあたたかいにおいのする日常である(であった)こと。私の過ごしてきた日常の暮らしの様子とはかけ離れているからか、本を閉じてしばらくすると、本の中に書いてあったことが実際のできごととは思えなくなってしまって寂しい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年4月13日
- 読了日 : 2020年4月13日
- 本棚登録日 : 2020年4月12日
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