カー生誕百周年記念アンソロジー。
「ジョン・ディクスン・カー氏、ギデオン・フェル博士に会う(芦辺拓)」 はわかりづらくパス。「少年バンコラン!夜歩く犬(桜庭一樹)」 はグロくてトリックもいまいち。パロディっぽい「忠臣蔵の密室(田中啓文)」 は乗りきれず。
「鉄路に消えた断頭吏(加賀美雅之)」 で少しカーの雰囲気が薫ってきた感じで、既読の「ロイス殺し(小林泰三)」 で少し休憩。
「幽霊トンネルの怪(鳥飼否宇)」 はトリックのための犯罪という感じで無理が目につく。凝りに凝った「ジョン・D・カーの最終定理(柄刀一)」は力作。おかげで 「亡霊館の殺人(二階堂黎人)」はパスしちゃった。
カーをあまり知らないんだが、火刑法廷ってのが本格ミステリーの傑作らしいことがわかったのが一番の収穫。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2012年9月20日
- 読了日 : 2012年9月22日
- 本棚登録日 : 2012年9月22日
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