木暮荘物語

著者 :
  • 祥伝社 (2010年10月29日発売)
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感想 : 688
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オンボロ木暮荘の壁は薄い。
たまに見かけるだけの隣人とは
言葉を交わすことも無いけれど、
生活音は丸聞こえ!

あの時のあんな声や、こんな行為、
抱いているどんな思いも全て筒抜け。

しをんさんはさらに
そのうっすい壁まで蹴破り(←そんなイメージ)
理性や品性やその他なにやらの向こう側にいた
セックス、という行為を
白日の下に引きずり出してきちゃった。

見えないセックスは
いやらしい感じしかしないが、
見える(?!)セックスは
おかしくて、哀しくて、愛おしくて、
あたたかくて、優しくて、泣けた。

最高に面白かった♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年3月20日
読了日 : 2014年3月20日
本棚登録日 : 2014年3月20日

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