最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2008年3月3日発売)
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ーーーーー↓佐藤匠2016/7/31↓ーーーーー
【概要】
仕事の種類を考えない作業と考える作業に区分して、考えない作業の時間を削り、考える作業に時間を費やすためにはどうすべきかを考える1冊

【評価】
90点

【共有したい内容】
・考えない作業に充てる時間を削り、考える作業に時間をかけるためにマニュアルを作成すべき。
・作成するマニュアルは、誰がいつどこで作成しても、同じクオリティでできあがるように作成すべき。
・考える作業に時間を当てられるようになることで、自分の成長にもつながり、より創造的な仕事ができるようになる。

【読んだ方がいい人】
・考えてない作業の仕事に時間をかけすぎており、自分自身の成長の実感がわかなくなっている人

【悪いところ】
・マニュアルを作ることのデメリットとして、作業者が考えなくなってしまう点がある。
しかし、仕事の割合の話であって、作業系の仕事と考える系の作業を配分することで、考える作業に時間を使ってもらえるように設計すればよいと思う。
考える作業をするときに、自分でやりきって考える力を付けてもらうためにどうするかというのは、別のものとして考える必要がある。

【どういう時に役に立つか】
・作業者の作る成果物のクオリティが低く、一定の水準で作ってもらいたいと感じるとき。

【自由記述】
・もともともは、SRAのクライアントであるECHの経理マンから譲り受けた本である。
マニュアルの作成能力を超えると、次のレベルはマクロに入ると言っていたのが印象的であった。
これらのスキルは、すべて考えない作業の時間を極限まで減らすという作業である。
そうすることで、自分の持つ時間のほとんどを創造的な作業に振り向けることができるため、自己の成長にとっても会社の業務効率化的にも良いと感じた。
ただし、マクロは、会社の業務フローをブラックボックスさせる可能性があるため、導入時には十分注意する必要がある。

【合わせて読みたい】
2~3冊上げる

ーーーーー↓市原2016/9/18↓ーーーーー
【概要】
 今やっている仕事を「仕組み」を作ることで、
 今考える必要の無いものに掛ける時間を極限まで効率化するためのノウハウ本。

【評価】
 90点
 今の自分にはタイムリーな内容だったため。

【共有したい内容】
○ミスが起きた原因はすべて自分の作った「仕組み」に問題がある。
 ミスをゼロになくすことは不可能だが、限りなくゼロに近づけることは可能である。
 ミスを生じる可能性をできるだけ少なくする、
 ミスが生じても早い段階で発見できる、
 ミスが生じても素早く対応できる
 「仕組み」を作ることが大事

○続けるだけで9割がうまくいく
 いくら仕組みを作ったとしても、「仕組み」を運用させなければいけない。
 そのため、「仕組み」を作るための「仕組み」作りが必要。
 モチベーションの変動を表すロングテールの法則がある。
 意志とは、人によって変わってくる、どれだけ無意識レベルになるまでその「仕組み」を落とし込めるかが重要

【読んだ方がいい人】
○毎日同じ作業をしている割合が多い人
○経理、総務の人
○1年目、2年目の人
○仕事がパンパンな人

【悪いところ】
○なんでも「仕組み」化をしてしまう可能性
 考えなくていいもの、考えなければいけないものを区別せず作業をしてしまう。
 提案力の低下につながる。

【どういう時に役に立つか】
○無駄な作業をしているなと感じているとき

○1日の仕事の割合が半分以上作業系に時間を取られているとき

○タスク管理等がうまくできていないとき

【自由記述】
○部下への仕事を教えるためにも必要
自分の仕事の質と部下の仕事の質の違いにどうやって埋めていくかを考えていた時に読んだ。
「自分しかできない仕事こそ下に振る」というワードにすごく耳が痛くなった。
そのために「仕組み」を活用していくとかなりうまくいく気がした。

【合わせて読みたい】
「自分の頭で考えよう」 ちきりん 
「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」 中島 聡

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事術
感想投稿日 : 2016年7月31日
読了日 : 2016年7月31日
本棚登録日 : 2016年7月1日

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