『あたし自身を、これ以上にないくらいに「母親」という既定のものとして決定づけてしまった「子供」という存在に対して、心のどこか深いところ、あたしの中に広がる密かな闇の奥底て、静かに憎んでいるような気がする。
確かに愛しているのに。
この上もなく、可愛いのに。』
まさに、LGBT小説だな。性的人間としての美しいもの醜いもの全てを詰め込めようとしているのかな。美しいものと醜いものが見る人によって反転する矛盾した世界を見事に描いている作品。
相変わらずエグかったなぁ〜。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2015年3月21日
- 読了日 : 2015年3月21日
- 本棚登録日 : 2015年3月21日
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