スタータイド・ライジング 下 (ハヤカワ文庫 SF 637)

  • 早川書房 (1985年10月1日発売)
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本棚登録 : 195
感想 : 13
5

 ストリーカーの乗組員のほとんどが知性化されたイルカ、ネオドルフィン族なので物語も彼らの視点が中心になっていきます。
 列強諸国がストリーカーを手に入れようと大艦隊戦を繰り広げている中、キスラップからいかに脱出するか。物語はそこに収斂していきますが、その過程でまたもストリーカーはある大発見をしてしまいます。とにかく手に汗を握る展開と、どことなく明るいというか、地球の種族に輝かしさを感じさせる展開が非常に読んでいて気持ちいいですね。
 ちなみにブリンは日本文化に対しても相当な思い入れがあるらしく、俳句や禅の精神がでてくるのも面白いところ。日本人クルーも乗っていてなかなか活躍してくれるのもたのしいところです^^

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2007年10月6日
読了日 : 2007年10月6日
本棚登録日 : 2007年10月6日

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