五胡十六国時代の前秦の皇帝とその宰相を中心に、淝水の大敗に向けて話が突き進んでいく。
理想を掲げ突き進む君主と、その理想を現実に落としこむため時に非情な進言をする王佐。王猛が死ぬ前から内包していた国内の齟齬は、「百万の大軍を揃えたとしても、淝水の戦いは負けるべくして負けた」としか思えない。
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カテゴリ:
歴史時代小説
- 感想投稿日 : 2012年6月2日
- 読了日 : 2012年6月2日
- 本棚登録日 : 2012年5月29日
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