ブコウスキーというアルコールと女性に溺れたイメージが、薄暗がりのマッキントッシュの前で発光する文字を見つめながら自らのイメージを裏返していく。
ここで語っている老人は、"普通の老人"であり、「ブコウスキー=普通の老人」だなんて誰が想像し得ただろうか。面白さはそこにあるのであって、これは本人の過去の作品を読まずしては高尚な文学老人と見紛うほどである。やるわいな。しかしこれはほめているのだが、実際はただのくそ。ファッカーの類いであることはお忘れなきことを。
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- 感想投稿日 : 2014年6月9日
- 読了日 : 2014年6月9日
- 本棚登録日 : 2014年6月9日
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