2011年発表。
今現在活躍するトップクリエイター10名が、
日本のコピーのベスト500を選出し解説した
日本コピー史とも言える決定版的一冊。
常々表現者でありたいと思ってる自分は
スポーツでの肉体の表現や
生き様の表現以外にも、
『言葉』を使って
いかに自分の思いを表すか、
いかに読む者、
聞く者に伝えていけるかが
永遠の課題でもあります。
(ブログやレビューを書く上でもそう)
その意味でも
商品の良さや世界観を
簡潔な言葉で、
一瞬にして伝える
コピーという表現に昔から興味があるし、
名コピーと呼ばれるものからは
日本の世相や流行なども垣間見えて、
ホント言葉の勉強にもなるんですよね。
(特に言いたいことを短く的確に伝える
お手本とも言えます)
☆『おいしい生活。』
西武百貨店(糸井重里)
☆『想像力と数百円』
新潮文庫(糸井重里)
☆『おしりだって、洗ってほしい。』
TOTOウォシュレット(仲畑貴志)
☆『恋は、遠い日の花火ではない。』
サントリーオールド(小野田隆雄)
☆『飲む時は、ただの人。』
サントリーホワイト(眞木 準)
☆『恋が着せ、愛が脱がせる。』
伊勢丹(眞木 準)
☆『君が好きだというかわりに
シャッターを押した。』
オリンパス(福田恭夫)
☆『ただ一度のものが、僕は好きだ。』
キャノン販売(秋山 晶)
などなど
時に名コピーは
人の心を動かし、
商品を動かし、
社会をも動かしていく。
そもそも文章って
難しく書くことは簡単だけど、
分かりやすく書くことは難しい。
「簡単なことは簡単に」
「難しいことも簡単に」が、
何かを伝えるときの基本だと自分は思っています。
いかにして分かりやすく、
インパクトを持って
人に伝えるかの
ヒントをくれる広告コピー。
表現に携わる人
必読ですよ(^O^)
- 感想投稿日 : 2012年12月5日
- 読了日 : 2012年12月5日
- 本棚登録日 : 2012年12月5日
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