ロンドン出身の女性シンガーの
2008年発表の
記念すべきファーストアルバム。
記録的大ヒットとなった2ndもいいけど、
個人的には
シンプルでクラシカルな
こちらのデビュー盤の方が衝撃的だったし、
思い入れがあるんですよね。
圧倒的とも言える
説得力ある歌声。
ジャズとソウルとブルースが融合した
時を越える普遍性を持ったメロディー。
艶かしささえ覚える、
柔らかで淡い音の粒。
19歳にして
この歌声もスゴいけど、
デビューアルバムなのに
華やかさとは対極にある
このシブいアルバムを作って、
それがまた売れちゃうんやから
イギリスはスゴいって思っちゃいます。
それにしても
コリーヌ・ベイリー・レイにしても、
去年急死した
エイミー・ワインハウスにしても、
ダフィーにしても、
イギリスの新人女性シンガーは
みんな一本芯が通ってて
カッチョいいですよね(笑)♪
アコースティックギターが奏でる、
シンプルでいて温かいメロディーと
どこまでも伸び上がる声が印象的な
『Daydreamer』
サビのメロディーが強烈に耳に残る、
ポップなのにどこか切ない
『Tired』
情感たっぷりに歌われる、
胸を打つアコースティックギターの調べ
『Melt My Heart To Stone』
ジャジーで妖艶な
地下室のメロディー
『Painting Pictures』
子守唄のような
オルゴールの音色が心地いい
『First Love』
彼女の名を一躍世界に知らしめた、
愁いと哀愁に満ちたドラマチックチューン
『Chasing Pavements』
切なく疾走する
エモーショナルなナンバー
『Cold Shoulder』
心躍るジャジーでクールなナンバー
『My Same』
激しく胸を揺さぶる
吸引力を持った
デビューシングル
『Hometown Glory』
など
まるで甘い夢を見たかのような感覚をくれる
古くて新しい宝石たち。
いい音楽は
物理的な音波が
重なり絡まり弾けることで、
現実を凌駕する情景を聴く者に想像させ、
一千万語に勝る叙情を語ってくれる。
飛行機嫌いで
一度来日が流れている彼女だけど、
是非とも生で聴いてみたいなぁ〜(^O^)
- 感想投稿日 : 2012年1月24日
- 読了日 : 2012年1月24日
- 本棚登録日 : 2012年1月24日
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