臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 朱色の研究I【新装版】 (あすかコミックスDX)

制作 : 有栖川有栖 
  • 角川書店 (2013年9月24日発売)
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本棚登録 : 157
感想 : 10
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長編ミステリーのコミカライズで新装版。麻々原センセの端正なキャラが生き生きと動き回るのを見るだけでも楽しいですが、それが長編ともなると犯人探しもいっそう面白味を増してくるようです。少しずつ真相に向かっていく様子が好きです。

タイトルは夕陽にかけているようですが、シャーロック・ホームズへのオマージュにも受け取れます。推理スタイルも似た手法で古典的。
ホームズと一緒で相方もいるのがいいんですよね。アリスは関西弁でそのまんま相方ってかんじでいつもいい味出してます。
今回のアリスの「彼が足を踏み外しそうになったとき、俺が引きとめてやりたい」という独白、とってもキュンときました。まさに、バディです。

ゼミの女子学生から依頼された未解決の殺人事件を追ううちに新たな殺人事件に巻き込まれてしまう火村たち。
しかも、それは追っていた事件とのつながりを見せていきます。
3つの事件。犯人は誰なのか、同一人物なのか、巧妙なトリックもありの難事件です。
これまでとても読みやすく漫画化されていて、続きがとても気になります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 麻々原絵里依
感想投稿日 : 2013年12月2日
読了日 : 2013年12月2日
本棚登録日 : 2013年12月2日

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