花の残像 (ラヴァーズ文庫)

著者 :
  • 竹書房 (2009年5月25日発売)
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本棚登録 : 236
感想 : 18
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「凍る月」スピンオフ。「灰色の衝動」に登場した組織側、須王の話です。対立している相手側なので敵視しそうなところですが、須王を知るにつれその魅力のトリコになってしまいました。
情があって優しくて、強いのにそれを鼻にかけない攻の王道を行く素晴しさ。巴が危険な目に会うと必ず助けに向かい、守り抜くところも理想的です。
そんな須王の「餌」となった巴。とても健気で純粋で愛しく思わずにはいられません。研究所で隔離されて育ったせいで、まさに純真無垢、悪く言えば世間知らずで、性善説を地でいくタイプです。この素直な発想が、組織内での事態をいい方向へ導くといいんですが…

須王と巴の互いを裏切ることのない信じあえる関係に、何があっても大丈夫と思えて安心します。

続いてるんですね、巴がどうなるのかドキドキして先が知りたくて我慢できない!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 夜光花
感想投稿日 : 2011年7月5日
読了日 : 2011年6月29日
本棚登録日 : 2011年6月27日

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