komopyさんの感想・レビュー

小説Dear+(ディアプラス) Vol.64 2017フユ 特別付録 月村奎「すみれびより」ミニドラマCD

著者 : 月村奎 木下けい子 菅野彰 麻々原絵里依 桜木知沙子 キタハラ・リイ 栗城偲 陵クミコ 可南さらさ カワイ・チハル 夕映月子 毬田ユズ 氷室雫 印東サク 大木えりか 山田睦月 カトリーヌあやこ

• 新書館 (2016年12月20日発売)

次号出てるって焦って(笑)、やっと読み終わりました！

月村奎ｾﾝｾの書き下ろしシナリオ付きの付録CD「すみれびより番外篇　キンモクセイびより」が今回の目玉。ラブラブでしたw芙蓉が幸せそうで良かったです。
ｾﾝｾの20周年特集が組まれていて、ファンは必見。
新作は「ボナペティ！」天涯孤独で全てを無くしてしまった青年が最後の晩餐を憧れのビストロでと願うところから始まる切なくてあったかいラブストーリーでした。泣いた…！木下けい子ｾﾝｾのイラストもぴったり。
そして、「恋を知る」からとても印象的で大好きな短編、「春になるといつも」が印東サクｾﾝｾによりコミカライズ。嬉しかったです。やっぱり胸にくる…！

栗城 偲ｾﾝｾ「同居注意報」は、初恋の人と同居することになった高校生の年の差ラブ。相手は全く自分を覚えてなくて、でも美味しい料理をいっぱい作って食べさせてくれる…という羨ましすぎなスパダリwイケメンなのにちょっとオカンだけど(笑)

桜木知沙子ｾﾝｾ「家で恋しちゃ駄目ですか」は、母親の再婚で同居することになった叔父は初恋の人、というこちらも大学生の年の差ラブ。

今回ははっきりとしたテーマは打ち出されていなかったけど、年の差、年上攻、同居ものという似かよった設定が3本でした。…読み比べるのも面白いかも。個人的には「ボナペティ！」推し。

夕映月子ｾﾝｾ「あなたを好きになりたくない」が良かったです。ｾﾝｾの得意な山岳もので、民間ヘリ山岳救助隊員と山岳警備隊員の話。マニアックな設定だけど、山好きでなくとも過酷な雪山救助の情景描写がリアリティ感あふれていて、思わず引き込まれます。

可南さらさｾﾝｾ「ひと匙の恋心」は、「カップ一杯の愛で」のスピンオフ。料理人×子連れリーマンの年下攻め。前編だったので続きが楽しみ！

感想投稿日 : 2017年3月28日

読了日 : 2017年3月28日

本棚登録日 : 2017年3月28日