長野まゆみの偏愛耽美作品集 (中公文庫 な 77-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2022年2月22日発売)
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本棚登録 : 350
感想 : 12
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あー面白かった。知っとるのも多かったが、とりあえず夢の中っぽい妖しいの読みたい人は手っ取り早く読める。青頭巾入ってるよ!!でも乱歩とか夢野久作は入ってない!!
わたしは随筆も詩歌も自分では進んで読まないから、新しい出会いもあったし、詩歌の編者のひとことがどれも面白い。若山牧水はお酒にまつわるへんな逸話はあるのかい。ない?ありそうなけどどうなの?

それから最後の「耽美ことはじめ」読んでて思ったけど、タルホなんかもそうやけど、文房具もものすごくときめくおとこのこアイテムなんやな…わたしは文房具も好きなことを少し前に自覚していろいろ集めだしたのやけど、長野まゆみをがつがつ読んでた10代の頃はそこが繋がってなかったな。だってあの頃はステッドラーとか知らんかった。ものを知っていて、それに対する何らかのイメージを持っていた方が本も楽しく読めることに気付いたのは20代の頃であるよ…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジーなど
感想投稿日 : 2023年7月23日
読了日 : 2023年7月23日
本棚登録日 : 2023年7月23日

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