日本における労働社会が、世界のそれと比較されることで俯瞰的に見えてくる。
良く目にする報道のように、残業にかかわる使用者・労働者の裁判を未払賃金の問題としてフォーカスすると、長時間にわたる(健康維持が難しくなる)労働時間という問題から視点がずらされてしまう。
確かに!
問題は、しかし、使用者だけでなく、労働者も長時間労働を容認していることにもあり。
民間企業に勤めていた際は残業に抵抗なかったしな…
理由として、もちろん残業代が得られる事もあるけど、やるべき仕事に時間を注ぎ込みたいという思いからもあり。
それからもし長時間労働の少数人員に替えて、短時間労働人員を多数にした場合、その企業の競争力ってどうなんだろう。
少数精鋭の方が情報伝達も管理もやりやすいし、仕事にたいする意識や情熱も共有しやすいように思う。
職種によるけど。
企業としての競争力が落ちたらそもそも人を雇うことすら出来なくならないか?
って考えてしまったけど、この考えがもう日本の経営陣の思想に毒されてるんだろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会・経済
- 感想投稿日 : 2012年8月8日
- 読了日 : 2012年8月8日
- 本棚登録日 : 2012年8月8日
みんなの感想をみる