いつか読もうと思いつつ、概要は知っていたのでなかなか手が出なかった一冊。
このところ、異なる経緯で今作について聞くことが重なったので、読む時が来たな、と思った。
とにかく文章が上手いので、身も凍るような寒さや羆の生臭い息までも感じられるようだった。
事件について概ね知っていたせいもあるだろうが、人々が恐怖に飲まれていく描写が一際上手く、羆以上に人間の寄る辺なさにぞっとした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年10月29日
- 読了日 : 2021年10月29日
- 本棚登録日 : 2021年10月27日
みんなの感想をみる