アンの夢の家 赤毛のアン・シリーズ 6 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年3月19日発売)
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本棚登録 : 957
感想 : 62
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「あたしも少しばかり癇癪持ちなんですのよ」
 と、アンは溜息をついた。
「それは結構ですよ。踏みつけにされる心配はまず少なくなりますからね。」

第一作は特別枠なのだけど、以降ここまで読んだ中で一番好きかも…!
冒頭、久々にダイアナが登場したことのが、まず嬉しい。
そこから「夢の家」に移り住んだアンが出会う人々の魅力的なこと…!
ミス・コーネリアが近所の望まれずに生まれる赤ちゃんのために洋服を縫う場面だけで星5つですよ…ミス・コーネリアほんと最高。
レスリーには胸が締め付けられた。
美しくければ幸せになれるのに、と思っていた子どもの頃のアンと、対になる存在でもあるんだよね…。
ミス・コーネリアの存在も、レスリーの描き方も、モンゴメリの中心にフェミニズムがあるなぁと改めて思う。
そして、ジム船長…!うえーん、ジム船長!大好き!大好き!
もちろん、アンとギルバートもとても良かった。
何度も皆に会いに戻りたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月1日
読了日 : 2021年2月1日
本棚登録日 : 2021年1月23日

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