星の島のるるちゃん2 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2005年4月8日発売)
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本棚登録 : 70
感想 : 2

オリジナルにはない2話の追加収録分のために購入。
なんで、なかよしはちゃんと終わらせてくれなかったんだろうか。

ラストエピソードでは、オリジナルがパピルス、
今回の文庫版描きおろしでもエリが重要な役回りを演じてしまうため、
主人公のるるちゃんがやや霞みがちなのはいかんともしがたいところ。

それにしても文庫版ラストは「宇宙人のしゅくだい」みたいな、懐かしいSFテイストなのでした。
「世界連合」とかも、最近聞かないガジェットだよねぇ。
というわけで、水玉螢之丞の解説マンガは正しい。

ふつーなら「高慢なお嬢さん」の役回りを振られるはずのタフィーが、
しっかり者として他のキャラクターのフォローに回るせいで、
終盤では物語上あまり目立てなかったのはちと気の毒。
かもきさんみたいに一度切れてもよかったんじゃないかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2009年11月26日
読了日 : 2009年11月26日
本棚登録日 : 2009年11月26日

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